ぼくはまず写真を見た。
そして思った。
これは…遺跡?
1. 黒板という巨大な闇板
2025年の教室には
前にドーン!と
黒い板があったらしい。
名前は
黒板(こくばん)。
先生がそこに
白い粉で字を書く。
名前は
チョーク。
ぼくは理解した。
洞窟時代かな!?
2. 先生、なぜ口で説明しなかったの?
2055年の授業は
脳波で情報を直接共有する。
でも2025年は——
先生が
板に
手で
字を書いて
それを
生徒が
目で見て
それを
ノートに
手で書き写す
ぼくは言った。
気が遠くなるわ!!!!
3. 筆記試験の苦行
2025年のテストは
手で書いて回答した。
ぼく
「タイピングでもないの!?」
先生
「手書きだ」
ぼく
「音声入力は!?」
先生
「ない」
ぼく
「脳直結入力は!?」
先生
「ない」
ぼく
「………縄文か???」
4. 消しかす地獄
チョークで書き、
黒板消しで消す。
すると
白い粉が舞う。
教室は
塵まみれになる。
ぼく
「それアレルギーとか大丈夫だったの?」
2025年当時の記録:
「黒板消しの粉でむせた」
「黒板掃除当番になった」
「指が白くなった」
ぼく
「いやもう…
なんでつらい方向へ進化したの…?」
5. 指導法も原始的だった
学校では、
先生が生徒を一方的に教えた。
質問はめったにできず、
生徒同士の学び合いは少なかった。
先生が
黒板に書いて
生徒が
ノートに書き写す
それだけ。
ぼく
「知識のコピー機か……」
6. それでも…
2025年の学校の思い出を読むと
ちょっと違う感情が湧いてくる。
「友達と同じ時間に笑った」
「先生の字にクセがあって好きだった」
「授業中に黒板を見ながら居眠りしてた」
「チョークが折れる音で目が覚めた」
ぼくは思った。
あぁ……
なんか生きてる感じがする。
2055年の学習は
効率的で
高速で
完璧だけど
2025年の学習は
遅くて
手間で
不器用で
でもそのぶん
温度がある。
7. レンの結論
ぼくは最後にこう書いた。
2025年の学校は、不便で時間がかかった。
でも、その不便さの中に、
友達との時間や
先生との距離や
机の落書きや
その場の空気があった。
ぼくは気づいた。
学びって、
情報じゃなくて
時間なんだ。
■ 第5話 完
続けて
第6話:恋愛=偶然の出会い!?マッチング精度0%の時代
へ進みます。
|